栄光えの5000キロ
たまたまチャンネルを変えた時に何やらレースドキュメント?
暫く見ていると、石原裕次郎主演の映画「栄光えの5000キロ」でした。
1969年の映画で、ヒットしたらしい。
石原裕次郎がモンテカルロラリーで事故するところから鑑賞開始。
その後、特に問題なく話が理解できたので、導入部の物語に大きな意味は無かったのかも。
注、古い映画なので、ネタバレあらすじ書きます。要注意!
あらすじ
話は、放浪レーサー裕次郎が、世界ラリー参戦 → 事故 → 日本グランプリで復活 → ライバルに妨害されて優勝できず → サファリラリー参戦 → 優勝
題名通り、栄光えの5000キロの内容です。
スパイス的に、恋人の浅丘ルリ子が仕事を止めて一緒に放浪 → 事故 → 不安 → 昔の恋人 → 別れ → 何故かサファリラリーゴールで待つ → 復縁
って話が織り込まれています。
レース物の映画って、日頃リアルレースを見ている為か、作り物のイメージを拭えず、がっかりする事が多い。
また、主人公が現実離れしたカッコいい事言ったりして、感情移入できなかったりと難しいジャンルの映画だなぁと日頃から感じています。
5000キロは45年前のレース事情(雰囲気かな)が解り、別の意味で楽しめました。
また、裕次郎はあまり語らない、余計な「俺は命かけてレースやってんだ」的な発言も無く、素直に鑑賞できました。
後半のラリーシーンはレースに興味ない人には、ちょっと長いのではと感じましたが、ヒットしてる事を考えると、当時の裕次郎ファンには、たまらない時間だったのでしょう。
気になった事(気が付いた事)
日産が全面協力しているのは解ります。マシンは日産ですから。
他に、コカコーラがスポンサーしているらしく、至る所でコカコーラのロゴが出てきます。
酷いのは、グランプリマシンがピットインした時、裕次郎が水分補給するのに、コカコーラを飲む事。
スカッと爽やかだね。マジスか。口の中甘くね・・・
浅丘ルリ子さんの容姿(髪とか化粧とか)45年前の映画だから、その当時の最先端メークだったと思われます。
ひょっとするとフランス帰りとかあるので髪を染めているのか。
言いたい事は、最近の若い子で、こんな人いるよね、って事です。
ひと回り(ふた回りか)して違和感ないのかな。
そして驚いたのが、裕次郎の白のブリーフ。
しかもデカパン。
今やお笑いコントでしか見る事がないですが、45年前は最先端だったのか?
おかあさんが白のブリーフ買って来たのは、こんな理由があったんだ。
かぁちゃん「こんなダサいパンツはけるか」って文句言って御免なさい。
さらに、ルミ子にこの姿を見せ、ブリーフ一丁でベットインする訳ですが、大人の営みはありません。
えーR15か、と突っ込みそうになりました。
あと、日本グランプリでライバルチームが、エースドライバーを勝たせるために、セカンドドライバーに裕次郎の邪魔をしろと指示、チームオーダーって事です。
45年前もあったんだ。
今もF1で続いてます・・・面白くなくなる原因です。
進歩してない、止めるつもりないのか。
さらに2輪は国オーダーみたいな事になってましたね、キック。
以上