「ばくおん!!」で知るMotoGP 英才教育 第9話
9話、遂にレース経験者が入学。
レース経験と言っても、ボケバイとミニバイクレース。
回想映像でレースシーンあり、ライディングしているミニバイクにコニカミノルタのロゴマーク、しかも名前が中野千雨です。
なに~い!コニミノの中野選手??
(G+MotoGP解説でお馴染の、元GPレーサー)
今後の展開が期待できます。
注、「KONIKA MINOLTA」ではなく「IKOCA MODORUKA」しかもロゴの中身は空白、協賛していない会社は怖いと見える。
それでは、今回はレーサーの英才教育について紹介します。
MotoGPライダーの道、英才教育
ポケットバイク
野球にリトルリーグがある様に、オートバイレースも子供が参加できるジャンルが存在し、MotoGPライダーの多くが幼少の頃ポケバイレースで経験を積みました。
マシンは4インチタイヤ、ホイールベースは680mm以内で、50ccまでのツーサイクルエンジンを利用したおもちゃバイク。
(おもちゃにしてはハイスペックだけど)
河川敷のショートサーキットに行くと、家族連れが子供を走らせて楽しんでいるのを見かける事があります。
乗ってる子供よりもメカニック兼監督の親が楽しんでいる様で、運動会を応援する親ってイメージですね。
とは言え、全日本ポケットバイク選手権って全国規模の大会もあり、侮れない。
レースでは監督の激励が凄い。
ミニバイク
ポケバイの次カテゴリーで、日本ではミニバイクレースに進みます。
マシンは12インチの小型バイク、レーサーレプリカのYSR50から始まり、NSR50が暫く標準車両になってました。
近年のツーサイクル車両販売停止に伴い、4ストNSF100(レース専用)や市販100ccミニバイクの改造車両に変わってきています。
本格的なロードコースにデビューするまでの間、成長してポケバイが窮屈になった時期から参加する傾向にあり。(小学校高学年から中学生)
海外でのミニバイクレースは聞いたことが無いので、この時期どんなカテゴリーで練習しているかは不明。モトクロスとかかな?
ミニバイクの大きさになると、大人も乗れます。
子供と大人が一緒にレース、性別、年齢も関係なしに戦える。
体重の軽い子供が大人より速い、これぞ、モトスポーツの醍醐味です。
しかもコースは自宅エリアに近い場所が多く、レースの入賞商品は地方選手権ロードレースより豪華(協賛する会社が多いのかも)。
ロードレースに比べ、車両代の初期投資、練習走行費、タイヤ・ケミカルのランニングコストが安く、レース入門には最適で、
ストレートが短いコースで開催されるため、トップスピードが控えめ、転倒してもダメージが少ない利点や、沢山あるカーブで体重移動の基本、レースでの激しいバトルの実践的トレーニングが可能です。
長年このクラスで戦ってきたライダーが、ロードレースデビューでいきなり勝てるのも納得できます。
そして、16才からは本格的なサーキットコースへデビューして、MotoGPを目指す。
レーサー王道の流れ、この流れで数多くの日本人GPライダーが育っています。
千雨選手の将来が楽しみですね。
以上 10話に続く