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逃げ恥を中年夫婦に勧める理由

12/20に最終回を迎えたTV版「逃げるが勝ちだが役に立つ」、20%越えの高視聴率。
我が家も11月に入ってから撮り溜めた話数を一気に鑑賞、それからはハマってしまい毎週欠かさず観てました。

妻が変な題名のドラマで気になったから、毎週録画の対象にしたとの事。
評判が悪かったら観ずに消す予定だったそうで、あっぱれな対応です。

契約結婚している理由知らずに後半を見るのは厳しいね。

ブコメドラマとして面白いけど、色々考えさせる内容だったので感想を書きます。
結婚20数年の中年オッサンの意見です。
ネタバレ記事なので注意。

 

 

 

 

 

 

最終回のネタバレを防止せよ!

 

 最終週は出張、妻に「帰ってから一緒に見よう、先に見ちゃ駄目だよ」と伝えて出勤。

注、勘違いしてはいけない、妻がネタバレ的な事を言うから閲覧制限ですよ。

  

20日の放送終了後から、私もネットでの閲覧制限を始めました。
幸い、納品や打合せなどで忙しく、はてぶ巡回も出来なかったし丁度良かった。

21日は客先IT部門の忘年会に参加。
平匡さんの職場をイメージして下さい。

この席でYAHOOトップページの話しになり、私の前に座っていたM君(推定年齢アラフォー間近)が、

「毎日全部読んでます、貴重な情報源ですよ~。もちらん昼休みにね」

すると同僚のT君、

「じゃアメリカ大使館の恋ダンス見ました?」と質問。

M君「・・・恋ダンス?」

みんなで、「Mさん観てないの?逃げ恥」

私「YAHOOで原作漫画1話無料配信してるよ、読んでみたら」

M君「じゃどんな内容か教えて下さいよ。」

私「主人公がM君と同じITエンジニアでガッキーと偽装結婚する話、ホントにM君と同じ仕事だから感情移入できるかもよ」と説明。

そして後輩のT君が「バグの日か!って叫ぶんですよ」とM君にレクチャー。

そうそれ、平匡あるある。

技術職のエース的なポジションの平匡さん、M君もそんな感じだけど、興味出たかな?

その後、最終回の話題になったので「聞きたくないって耳をふさぎながら」トイレに逃げました。

逃げる最中に、「あれはガッキーの勝ちだね」って言葉が聞こえた、何だよそれネタバレ?それは結婚?契約解消?・・・

 

私としてはガッキーが可愛くて仕方がないドラマって伝えたかったけど。
オッサンが熱弁するのはキモイので止めました。 

 

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あ~ハグしたい。(妻とねw) 

 

 

 

 

原作との比較

 

出張から戻り、休日の23日。
逃げ恥見るぞ!って構えていたら妻は忘年会とかで不在。
今度は私がビデオの閲覧制限される側、仕方なし。

しかし見たい・・・気を紛らわす為に原作を読む事にした。
当然、ネタバレしない様にチェックポイントを設けました。
ドラマ10話の最後は、平匡さんがレストランでプロポーズする話。
この話まで恐る恐る読み勧めます。

結果は6巻終わりがこのポイントでした。

 

原作漫画を読むと解るが、TVスタッフのエンターテインメント力に関心します。

特に妄想の部分は他局との権利問題を解決していて面白い。
音があるから解り易いぞ。

物語の発生順番を上手く入れ替え、ドラマの時間内に収める工夫がよくできてる。
原作をいじくり回して作者の意図が変わるって事もなく、キーワードになる言葉は必ず採用されていました。

 

女性の仕事問題(派遣、家事)、夫婦のあり方などは、原作の方が自分のペースで読めるからか考えさせられた。
平匡、みくりの心理描写も時間の制約無いから詳しい。

臨床心理士の話も詳しく書いてあり、みくりさんの知的(小賢しい)な部分が原作では理解できる。
いや~ドラマ版はガッキーの笑顔にやられてしまって気が付けなかっただけか?
女優さんの笑顔って凄いね。

藤井隆さんの役は原作では目立たない存在ですが、ドラマでは強化、好印象でした。

 

ドラマには原作に無い問題定義もありました。
平匡さんのはブラック企業で働いた経験あるとか、IT業界の闇的な話が垣間見える。
この追加で義理父との関係がちょっと変わってましたね。
原作は女性誌なので、あえて掘り下げなかったと想像。

「バグの日か!」はドラマオリジナル。
原作は「ハグの日」でした。


平匡さんの寝つきの悪さは睡眠障害なんじゃないか、今は大丈夫でも10年20年後を心配してしまう。
また、京大卒36歳で現役技術職(プログラム書いてる)、取得している資格を考えると客先と頻繁に打ち合わせ、業務分析、システムやDB設計する仕事だと推測される。
コミュニケーション能力が必要だけどそんな感じには見えないし、そんな場面もない。

とはいえ、みくりさんの突拍子の無い提案に対して、冷静に分析、
対応策を提案できる能力。
顧客からの無理難題を上手く対応してきたように感じられ、仕事でのコミュニケーション能力は高いのかも。
だったら、どこでも食べて行けそうだ。

更に、平匡さんの私生活が謎すぎる、何かコアな趣味がありそうだけど見えない。
仕事が趣味?モヤモヤする。
あっ脱線してる。現実の人じゃないし、まあいいか。

 

 

 みくりと平匡のこじらせ愛、ラブラブ度、いやイチャイチャ度は原作の方が解り易い。(好み)
あ~ハグしたい。そんな気にさせる。

 

総合すると、原作とドラマ、両方が補完しあえる関係。
ドラマに好印象を持った人は是非原作を読んで欲しい。

 

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原作のみくりさんもいいね。

 

 

 

 

 

回想

 

原作読んで結婚したばかりの事を思い出した。

つきあって結婚、そして新婚生活のムズキュン期間、こんな気持ちだったかなぁと。

私の実家に行った時の妻の苦労、家事の負担など、反省する話しも沢山思い出した。
この漫画を結婚前に読めていたら上手くフォローできたかも・・・

ムッとする言動の裏には様々な悩みが隠れている。
簡単なフォローの一言で余計な不安をさせず、喧嘩も減っていたかもしれない。 

今ごろ気が付いても仕方ないが、まだ終わって無い、これからでも改善できる事は始めよう。

そんな気持ちになりました。

ハグの重要性も理解。

 

 

 

 

 

 

最終回

 

そして

 24日、ついにドラマ最終回を観た。

 

 平匡さんの転職先は気になるが、みくりさんとの共同CEO、上手くまとめて終了。
ドラマでもキスシーンあったし、ホッコリ終われて大満足。
藤井夫妻の登場サプライズ、やるねドラマ班。

 

平匡さんの家事能力の低さっぷり、みくりさんの余裕のない時の態度、言動。
我が家でも発生した事例、解る、その情けなさ、辛さ。

男はもうちょっと家事スキルを上げるべきだと思う。
その為の仕組み作りを国策で進めては如何だろうか。

 

 

妻よ、今頃だけどもう遅い?ごめんね気が付くの遅れて。

 

そうだ、ハグから始めよう。
後でハグして良いか聞いてみよう。

 

 

考えていたら妻から。

妻「みくりロスになるんじゃないの?」

と一言。

うっガッキーの笑顔にやられているのがバレてる。

 

私「・・・大丈夫、まだ原作終わってないから」

そんな私に

妻「紅白にみくりさん出るらしいよ」

と教えてくれた。
こっ、これは観なくては。
 今年はみくりロスしなくてよさそうだ。

 

 

 

 

 

1時間後

 

 

 

私「ハグしていい」

 

 

 

妻「火曜日じゃないからダメ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おしまい

 

 

[追記]

紅白の照れダンス、ムズキュンでしたね。

ドラマ終了後に原作8巻+雑誌最終話を読むと、みくりさんの性格に違いが発生してる。

原作では結婚のモヤモヤを解決するため、別居を始め、話し合いをする流れ。
ドラマ最終回のみくりさんは、メンヘラちゃん的な切れキャラ。
不満、不安を貯めこんで爆発、論理的な発言ができなくなっている。
違和感を覚える。
いやいや、そんなのが可愛く思えるオジサン層向けの演出か?

時間の制約ってのもあるでしょうが、非常に残念。
「小賢しい」のくだりは、原作だとじわじわ伝わる書き方で心に残りました。

 

以上です
現在、逃げ恥ロス中 おっさんがレビュー記事書いてるけど乙女か!